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会長あいさつ
勤務医の皆様へ私は今村病院を先生方の将来・ライフプランにお役に立てるような病院にします。
昭和49年開院以来、鳥栖市の発展とともに地域医療を支えてきた今村病院。19のグループ施設を持ち、医療だけでなく介護福祉の領域でも活躍の場を広げています。
昨年10月より2代目の理事長が就任し半年が経過した今、新理事長の方針とお考えを中尾佐賀新聞社社長が伺いました。

今村一郎

経営者として、医師として現場を重視

中尾
理事長に就任されて半年が経過しました。創業者であるお父上の後を継ぎ、トップとしてのスタートはご苦労も多かったのではないでしょうか。

今村
経営・管理業務が増えましたが、今まで通り診療に当たり現場を重視することを一番に、日々努めています。
「継承」期はそれまでのやり方へ「警鐘」を鳴らすときであるという見方もありますが、理事長の職に就き、ここまで先代が築き上げてきた組織の素晴らしさを改めて実感しています。職員の心のこもった接遇とチームワークの良さは地域の方々からも高い評価を受けており、世代交代もスタッフのお陰でスムーズに行うことができました。大変感謝しています。
また、政局や周辺環境の変化の中で自分たちの在るべき位置を自省し、最新の医療を地域の方々へ心をこめて提供するという目的への進捗状況を常に確認することの大切さを感じています。

中尾
今村病院は、大規模な医療法人及び社会福祉法人ですが、その理事長になられてからも一人の医師として現場での診療を重視されている思いとは何ですか。

今村
経営者になれば、診療より経営に重点をおくべきであるといわれる方もおられますが、私は現場に重点をおきたいと思います。この考え方には、昼夜問わず診療にあたっていた父の影響を受けています。医師のあるべき姿を身をもって教えてもらいました。現場に立ち続けることで、患者様一人ひとりの生の声を聞くことができ、より患者様が居心地の良い病院づくりへ活かすことが出来ます。
また、職員とのコミュニケーションも密にとることが出来るので、同じ目線で働けるのも大きなメリットとなっています。自分も含め、職員同士が仲良く気持ちよく働くことで病院全体の雰囲気が良くなり、それが患者様の安心にも繋がると考えます。患者様を喜ばせることが、自分たちの喜びです。

経営者として、医師として現場を重視

中尾
今村病院を中心に、如水会グループの特徴及び現在力を入れられている点について教えてください。

今村
世界保健機構(WHO)は、1948年に『世界保健機構憲章』として、「健康とは、身体的、精神的、そして社会的にあまねく安寧な(完全に良い)状態にあることであって、単に病気がないとか弱くないとかゆうことではない」と示しています。私はこの在り方に賛同しています。提供すべきは、1、「疾病の回復と苦痛の緩和」2、「安心できる介護」3、「健康の保持・増進」の3点であると考えます。
1、の医療に関しては、最新の技術と知識を持ち、経験症例数の多い安心感のある専門科を充実させています。これまでの病院の概念にとらわれず、より質の高い医療の提供の追及姿勢を重要視しており、しており、特に今、私が2年前まで在籍していた九州大学の第二外科をはじめ、久留米大学からのご協力の下、外科や内科、各科の専門医を送って頂くという取り組みにも力を入れています。
地域にいながら大学病院レベルの専門医の診察を受けていただけることを、当院の大きな強みとしています。来院者が増えることによりスペースの確保が課題になりますが、スタッフの対応と外来送迎のためにも、近々、施設の充実も考えています。

2、介護については、治ることが中心の医療とは異なり、生活の場としての心地よさを提供することを第一としています。高齢者の方々に対し、今の豊かな日本を築いていただいたことへの感謝と、人生の収穫期とでもいうべき大事な時間を充実させるお手伝いをしたい。第二の人生を楽しんでいただきたいと願っています。
当如水会の有する、デイケア・デイサービス・グループホーム・有料老人ホーム・特別養護老人ホーム・老人保健施設をご利用頂ければと思います。

3、健康の保持に関しては、年間4万人の健康診断を行っております。専門医による検査で早期発見を行い、健康増進に繋げることを目的としています。検診の対象には企業も多く含まれており、THP(トータスヘルスプロモーションプラン)にも微力ながら寄与できているものと自負しています。
また、当院で検診を受けていただければ、健康に支障をきたし来院されたときに検診時のデータがすぐに得られ、治療を迅速に行うことができます。

地元鳥栖の中枢的医療機関として

中尾
公立病院がない鳥栖市にとって、貴院は地域医療機関として非常に重要な役割を担われています。地元鳥栖に対する思いをお聞かせ下さい。

今村
40歳を過ぎて、地元鳥栖の地で地域医療に生涯を捧げようと不惑の心境となり戻りました。
まず地域に貢献できる医療から、そして近隣診療圏まで来院していただける専門医療機関でありたいと思います。
また、地元のプロサッカーチームであるサガン鳥栖を応援しています。スポーツを通して、鳥栖市民が一体感を持てることが素晴らしい。鳥栖市の青少年の育成をサポートする意味でも、応援していきたいと考えています。

中尾
今度は新鳥栖駅前に北部九州で初となる重粒子治療施設ができますね。連携などは考えておられますか。

今村
一番近くの病院として、是非協力し合っていきたいと考えています。癌の種類にも様々あり、重粒子線の治療が適しているのか、あるいは手術が必要であるのかといった的確な判断が必要です。
当院でその診断をし、適切な患者様に重粒子線治療をご紹介していくという中枢の役割を果たしていきたい。重粒子線施設の誕生によって一人の患者様に対して今まで以上に重層的なサポート体制が期待でき、非常に心強く思っています。

中尾
ますますのご活躍を期待しております。本日はありがとうございました。

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